今回は、「鬼人幻燈抄」完結ネタバレ最新話まで!最終回の結末は?と題してお送りします。
小説家になろうに投稿され人気を博し、メディアミックス化された中西モトオ先生原作の「鬼人幻燈抄」。
不思議な鬼と出会ったことをきっかけに時代を超えて旅する青年をめぐるダークファンタジーです。
時代もので独特な和な雰囲気がファンを呼んだ本作は、2025年3月末からアニメがが決定され、さらに注目の作品となりました。
今回は本作の結末を迎える前に、あらすじをネタバレ有りで紹介していきます。

人と鬼の間で揺れる主人公の心理描写にも注目です!
- 「鬼人幻燈抄」完結ネタバレ最新話まで
- 「鬼人幻燈抄」完結最終回の結末をネタバレ予想
「鬼人幻燈抄」完結ネタバレ最新話まで
「鬼人幻燈抄」は小説版は2023年11月に全14巻で完結していますが、漫画版は2025年3月時点で漫画は7巻までとなっています。
見どころは穏やかな日常から一転し鬼との戦いに巻き込まれる主人公の170年に渡る時間を超えた物語となっているところ。
1巻から最新7巻までのあらすじをねらバレ解説していきます。
1巻あらすじネタバレ
舞台は1840年の日本で、江戸から遠く離れた山間部の集落にす暮らす甚太と妹の鈴音。
集落には白雪という名の巫女がいて、甚太は彼女の護衛を仕事にしていました。
甚太は鬼退治に行くと、そこで未来について話す不思議な鬼、遠目の鬼と遭遇します。
その頃、村では鈴音が鬼に連れ去られ、鬼の力によって秘められていた感情が爆発し鬼になってしまうのです。
鬼になった鈴音は白雪を憎悪し殺害すると、170年後に世界を滅ぼすと予言されました。
そうして、鈴音を止め白雪の仇を打つために甚太は旅に出るのでした。



江戸から平成へ!鬼によって運命を変えられた兄妹の壮絶な戦いが始まります!
2巻あらすじネタバレ
妹に手をかけ、さらに白雪を守れなかったと甚太は後悔に苦しみます。
170年後に厄災となる鈴音を止めると決意した甚太は鬼を討つ力を得るために旅に出て、自身の運命と向き合うのです。
鬼が村を襲った真の目的は甚太と鈴音の兄妹にありました。
鈴音の中に眠る力を引き出すために遠目の鬼が彼女に近づき、甚太にも鬼の力を与えようと別の鬼が接近。
大切なものを一夜で全て失ってしまった甚太は、悲しみの中にいながらも前をこうと強い意志で旅を続けるのでした。



鬼と人の思いがぶつかる悲しい物語。
3巻あらすじネタバレ
甚太も鬼化させられ絶望した彼は甚夜と名前を変え、鈴音と白雪の仇をとるための復讐心を胸に、江戸で剣を振っていました。
村を出てから10年ほど経ちましたが、鬼となった影響で甚夜の見た目は変わりません。
重蔵から娘の奈津の護衛を頼まれた甚夜は、奈津が鬼が出るというので退治するために剣を抜きます。
気の強い奈津ですが、重蔵に引き取られ家族の在り方に不安を感じていた彼女の心の弱さから鬼を生み出していたのでした。
しかし奈津の思いだけではなく、鬼に殺された重蔵の妻が鬼と化したことに甚夜は気づいていました。
重蔵は甚太と鈴音の父親で、5歳の頃に鈴音を守り家を出たっきりの再会でした。
親孝行と称して甚夜の仕事が終わると、店を開けて間も無くの蕎麦屋で辻斬りの噂を聞いて…。



ここから江戸編がスタートします。
4巻あらすじネタバレ
辻斬りの正体は姿を消す力を持った鬼で、甚夜が鬼に名前を聞くと、茂助と答え甚夜と戦う気はないと言うのでした。
裏長屋に居を構える茂助は気弱そうな雰囲気をした高位の鬼と呼ばれる存在だと語ります。
茂助は妻を辻斬りに攫われた私怨があると話し、甚夜と協力関係を結びました。
甚夜は争いが嫌いで人の生き方を決めた茂助と語らい、鈴音に対して考えを巡らせます。
夜中に辻斬りが現れ夜道を歩く女が狙われると、甚夜は茂助と共闘してその女を救うと、彼女は奈津でした。
一緒にいた善二からとある噂を聞き、その場所に向かうとついに茂助の仇と対峙します。
後から来た甚夜は体が半分になった茂助と最期の会話をし、彼の能力を得て鬼を討伐しました。
その後、閑古鳥がなく喜兵衛で、三浦家の嫡男直次から依頼を受けた甚夜は…



おふうとの距離も縮まる中、奈津も再登場!
5巻あらすじネタバレ
兄がいたという直次ですが、誰もそんなわけないと言って彼の話を聞かずに悩んでいました。
甚夜は直次から話を聞くと、兄がいなくなるときに娘と水仙を見たと言うので兄の部屋を訪ねることにします。
花の香りが立ち込めて白昼夢の中に誘われると、赤い瞳をした童女が鬼だと気づいた甚夜。
幸福の庭を作り出し閉じ込める力を持った鬼と出会い、兄はすでに死んだと思わされます。
兄の死を受け入れた直次と別れ、喜兵衛で蕎麦を頼むと甚夜はこの怪異を紐解き、店主とおふうの正体が明らかになるのでした。
それから間も無く甚夜は夜鷹から鬼退治の依頼を受けます。



喜兵衛の店主こそが直次の兄で、おふうが幸福の庭にいた童女だったのです!幸福の庭は時間の流れが早いため、向こうで20年過ごした店主は現実世界に娘と出てきて蕎麦屋になることにしたのですね。
6巻あらすじネタバレ
奈津とおふうが浅草のほおずき市に出かけると、露天商で店を出していた秋津染五郎と出会います。
勧められて奈津が買い物をすると、おまけで染五郎が作った簪を押しつけられました。
予定があると言って断っていた甚夜は、夜鷹から買った情報で得た菊夫という名の鬼を斬る仕事を受けていました。
翌日に喜兵衛に行くと様子のおかしい奈津がいて、染五郎からもらった簪が原因で、甚夜をお兄さまと呼ぶのでした。
兄と呼ばれて昔を思い出し感情が濁る甚夜は、月夜の下で鬼を狩る者、3代目秋津染五郎と出会います。
付喪神使いの染五郎と一線交え、簪の話を聞き出すと以前喜兵衛の店主からもらった笄を奈津に渡しました。
同じく染五郎の作品だった笄に簪が引き寄せられていた怪異を解決させたのでした。
7巻あらすじネタバレ
善二が番頭になったことを祝うために喜兵衛に集まると、巷で騒がれている銘酒ゆきなごりが登場します。
辛くて飲めないという善二に美味しいとは言えないという直次、甚夜は薄いと感想をいい、まるで飲む人によって味を変えているようでした。
夜鷹に鬼とゆきなごりの噂を調査してもらうと、善二が飲み歩いてばかりで働かないと奈津から相談を受けます。
善二の飲んでいる店に行くと、客たちは皆ゆきなごりを飲んでいて酔っ払っていました。
染五郎もゆきなごりについて探っていて、甚夜は以前見かけた店に2人で行きます。
夜鷹の情報によるとゆきなごりを仕入れているのは前に菊夫という名の鬼を斬った家で、飲めば鬼になる酒と知りながら金になるので売っていました。
甚夜が奈津の家についた時にはすでに遅く、ゆきなごりを毎晩飲んでいた重蔵はついに鬼になっていました。
父であった目の前の鬼の斬った甚夜に、奈津は化け物と呼んで怯えて…
「鬼人幻燈抄」完結最終回の結末をネタバレ予想
江戸編が連載中の本作ですが、小説では完結を迎え時代は平成へと移ろいました。
これまで漫画では原作通りに描かれているので、結末に大きな変化はないでしょう。
原作での最終回の結末を解説していきます。



物語のテーマである170年の戦いにも終止符が打たれ、甚夜と鈴音の因縁にも決着が!
兄妹の因縁が終結する
マガツメとなり世界を変貌させる力を持った鈴音に対して、甚夜も彼女との決着を挑みます。
これまで数多くの鬼を討伐してきた経験と剣技でマガツメに挑む甚夜に対して鈴音は兄を求める純粋な愛が暴走するのです。
甚夜は鬼になった鈴音に妹の存在を思い出し、優しく抱き寄せると鈴音も兄の幸せを願い消えてしまいます。
生き残った甚夜は鬼と共に生き抜く道を選び、鬼神となり鬼と人を繋ぐ存在になるのでした。
鬼神の予言
170年後に鈴音が厄災になると予言していた遠目の鬼。
そして兄は同化することで、鬼神になると覚悟を決め、鈴音は自らが消滅することを選択。
甚夜は新しい概念の鬼神となり、憎悪ではなく共存の対象として鬼と共に暮らす世界に変わったのでした。
「鬼人幻燈抄」完結ネタバレ最新話まで!最終回の結末は?|まとめ
今回は、「鬼人幻燈抄」完結ネタバレ最新話まで!最終回の結末は?と題してお送りしました。
ここまでの内容をまとめます。
- 鬼人幻燈抄を解説(ネタバレあり)漫画は7巻江戸編まで連載中
- ラストは甚夜は愛憎相反する妹と戦い170年の因縁に決着をつける
- 鈴音は消滅し甚夜は鬼と共存する世界の鬼神となった



ファンタジーを超えた人間ドラマが丁寧に描かれた面白い作品!
謎解き要素もあってどんどん読み進めてしまう作品で、アニメもどんな展開乞うご期待です!